集落支援員だより(10月号)

山口県が主催するソーシャルビジネスコンテスト(ぶちーCONやまぐち2019)に、今度徳地八坂に移住される村上忍さんが応募され、見事準グランプリ(準優勝)を獲得されました。ソーシャルビジネスとは、様々な社会的課題(子育て、高齢化、環境保護等)を市場としてとらえ、収益を上げながらその解決を目指す事業を言います。県内各地から24件の応募があり、一次審査を勝ち残った10名により、8月31日公開プレゼンテーションが行われました。

 村上さんは、我が子が不登校になったことがキッカケで2年前に(拠点なしに)始めたフリースクールを、この度、徳地を拠点として展開していく計画を発表されました。自然豊かな徳地、地域の方々の温かい支援に見守られながら、子どもたちが自立できる大人になる学びの場を目指すという内容でした。

 発表の場で、村上さんが徳地を最適地と選択された理由は、豊富な自然と人材に恵まれていること、更に徳地には子どもを育てる「時間」があることだと言われました。感動しました。いま、不登校の子の支援については大きな社会問題になっています。ここ徳地から、この社会的課題を解決する新しい動きが始まろうとしています。

受賞者の皆さん(前列左から3人目が村上さん)

    (集落支援員:市原)