集落支援員だより(8~9月)

「これはどうしたんだろう?」と思う光景が次から次に車窓の外を流れて行く。農家の方が苦労して大事に育てた稲がウンカによる被害で枯れた状態で田んぼ全体に横倒しになって広がっている。

昨年までは坪枯れといって丸く壺状に枯れた状態だったものが今年は田んぼ全面が枯れている。このようになる前に何か対策が取れなかったものかと心の中で叫んだ。

私も半農半Xで僅かではありますが稲を作っている。昨年は坪枯れで若干被害を受けたので、ことしは早めにウンカの予防を行った。それが効いたのか今年はウンカの被害を避けることが出来た。

失敗を反省して少しは学ぶことができたのかなとは思いますが、このように年々被害が大きくなっていく状況を見ると次にどのような対策を考えればよいのか皆目検討が付かない。

今年はコロナもまだ収束の目途が立たず、その上ウンカの異常発生と次から次に難題が降りかかってきている。世の中が何か異常な状態になってきている感がして、落ち着かない。

これは何かを変えないといけないシグナルであるように思う。

生活の仕方や物の考え方、しごとの仕方、人との付き合い方、お金に対する考え方等々。

「いままで当たり前と思ってやってきたことをここいらで立ち止まって考えなさい」というサインが送られているようで、その解を探す楽しい旅がまた始まろうとしている。