街づくり(むすびをつくるプロジェクト)について 語る会(第1回)

出雲地区を元気にしようとする意欲に溢れた有志によるワイガヤを通して今回は「むすびを作るプロジェクト」について、特にオムスビに想いをお持ちの藤本レイ子さんの「その想いを聴くこと」をメインに自由闊達な意見交換をした。以下順不同に発言内容をメモしておきます。               

・維新150年の機会に奇兵隊の人に食べさせていたと伝えられる「おむすび」をいろいろな機会に「おもてなし」としてつくってみたら面白いのではないかが藤本さんの想い。

・この藤本さんの想いをここに集まった人だけでなくいろいろな人の力を借りて是非カタチにしていきたいと参加者全員が賛同した。      

・地元の人が奇兵隊の人(200~300人)に「7合/人・日」炊いて食べさせてあげていた。それだけのことが出来たということは「徳地はそれだけ裕福だった証」ではないか。

・八坂三谷の棚田に「隠し田」があって、そういう見えない隠れたところで田んぼを作っていた痕跡がある。                

・昔、戦時は「脚気」での死亡が多かった。ビタミン不足が原因。栄養源、栄養補給として「おむすび」の果たした役割は大きい。         

・奇兵隊は「明日の命がわからない」身なので、腹一杯(7合/人・日)食べさせようという「温情」があったのでは。                      

・おむすびを出して食べさせて上げることに対しては「お寺」の力が大きかったのではないか。先進的な考えの器の大きい方が強い求心力の下で「作ってあげたら」となったのではないか。                      

・明治時代以降経済合理性を追求する「利益共同体」になったがその前は「運命共同体」で「心のつながり」が根底にあった。そのつながりは「食べる」ことから始まっていた。「おにぎり」は「心のつながり」「日本人の食の原点」であり、ここで「おにぎり」を「おもてなし」として広く知ってもらい、これが地域を楽しく元気にする起爆剤になれば。大きなうなりとなりうるのではないか。              

・経済性を追求しすぎたので「心のつながり」「人のつながり」が薄れている。今、この「つながり」が求められつつある。そういう意味で心をつなぐものとして「おむすび」が最適、やる意義は大きい。    

・「温故知新」「日本の食の原点」「心をつなぐ力」「食べて頑張る」「活力になる」「作るのが楽しい」「持ち運びが簡単」「利便性」・・奇兵隊を起点に地域に活力を与え、地域を元気にする「おもてなし」としての藤本さんの想いを皆んなの力を合わせて支援し是非「カタチ」にして行くことで共有できた。               

・次回「支援する」ためには何が必要か?人、実行部隊等について2月28日(水)10時から話し合うこととした。                 以上